怖い話とはちょっと違ってしまうんですが
私が子供のころ体験した今でも不思議でしょうがない話を聞いて下さい・・・
私が小学生の多分二年くらいの頃だったと思います
夏休みの丁度お盆時期で
あの有名な某心霊番組を子供の私はかなり真剣に見入っていました。
ふいに台所で昼食を作っていた母が
「おねえちゃん、お風呂の栓を抜いておいて」
と私に言っています。
テレビに釘付けになっていた私は
『こんな時に…』
とふてくされながらも 丁度番組がCMに入ったのを見計らって風呂場に向いました。
風呂場に行って栓を抜こうと見ると風呂桶には水は全くなく抜かれた後のようでした。
私はまた母がうっかりやったのにまた私に頼んでしまったんだろうと
あきれてすぐ様居間に戻りさっきの番組の続きを見ようと座り込みました。
するとまた母が
「おねえちゃんやったの?」
と台所から呼んでいます。
「やったよ。」
番組に集中している私はなんともなくそんな返事を返しました。
「じゃあ今度は洗って水を張って」
番組は丁度CMを終えて始まりだしましたが
やっておかないと後からうるさく言われてしまうので
しぶしぶながらも早くやってしまおうと私はまた風呂場へ。
そこで私は思わず固まってしまいました・・
なんと風呂桶から水が溢れて ジャージャー流れているんです。
さっき確認してから五分も経たずに そんなに水が溜まることがあるんでしょうか?
もちろん確認したときに蛇口もひねってはいません。
家の中には母と私だけ。
頼まれずにやる人もいないし母はずっと台所に立っていました。
私はワケが分からなくなっていたたまれず
母の所へ行って事のいきさつを混乱しながら説明すると
母は驚きもせず 「昨日殺しちゃったねずみが祟ったかな…」
と呟きました・・
昔から母はそういったことを否定せず
『死んだおばあさんが夢に出たよ』とか『線香の匂いがする。嫌だ』とか
不思議なことを言う人なんですが。
ただお風呂の水が溢れていただけのなんでもない話なんですが
本当に今でも不思議でしょうがないんです。