これは私のお父さんのお父さん
つまりわたしのおじいさんが体験した事です。
霊的なものではないのでゾッとしないお話かもしれません・・
おじいさんは太平洋戦争に駆り出されていました。
たくさんの人が亡くなってしまった事は誰もが知っている通り。
愛する人のお骨を受け取って悲しむ人が日本中にあふれていたんですね。
その、お骨のことなんですが・・・・
あまりに沢山の人が殺された為 その遺体を焼く時間も、人員も、場所もなくて・・・
遺体の手首を切り落として、スコップの上なんかで焼いて
いえ、処理していたそうです・・・
非常に嫌な臭いがするそうです。
そして、残りの遺体は穴を掘って埋めていたという話ですが・・・・・
手首の骨は小さな小さな木箱に入れられて、遺族に送られていったのです。
・・・そんなことが毎日、毎日行われていた・・・
感情は消え、機械的に作業を進める人達。
そんな情景が浮かんできてしまいます。
実際、そうだったとおじいちゃんが言ってたよとこれを書く時にお父さんが言いました。
なんともいたたまれないお話です。
長い長い時間が経った今
悲しみも悔やみも忘れる事ができた人は一体どれだけいるのでしょうか・・・