神奈川県に鎌倉と言う地名があり
そこには数々の名所や歴史的な建造物 または古戦場跡などもあり
それ故に幽霊等の話も多いところがあります。
僕の体験した中でも一番の恐怖・・・
恐怖と言うよりも身の危険を感じる場所がそこにあるのですが・・・
鎌倉には「〜〜の跡」とかが多いのですが、
その中に 「首切り塚跡」というのがあります。
問題はそこではなく、そこへ向かう道中にあります。
首切り塚に向かって車を走らせると途中に三叉路があります。
それは一方通行出口と市道が交差しているのですが
その交差点の向いに電話ボックスがあります。
その電話ボックスは普通のものなのですが
その中に三人の女性がいるんです。
電話に向かって右上に一人、中央に一人、そして左下に一人。
特に、左下の女性は僕が車で通りかかると必ずこっちをむいて
「ニヤリ・・・」と笑っているのです。
毎回・・・・・
この話を友人にして話をした中でも 興味を抱いた何人かが向かったようですが
結局なにも見えず、感じず帰ってきました。
ただひとり、この電話ボックスに入ってしまったKを除いては・・・・・
Kはその時電話ボックスの受話器を持ち上げ何気なく耳にあてた (らしい)。
そのあと、Kは帰り道で大きな事故を起こしてしまう (新聞にのった程の大事故)
Kはしばらく入院生活をしたが見舞いに行くと事故の原因を覚えてないと言う。
一ヶ月程して、Kが退院した。祝いを兼ねてみんなで集まる。
飲んで祝いの会がお開きになった後
帰りに僕とKはファミリーレストランに立寄ることにした。
Kはいきなり話しはじめた。
首切り塚に行ったこと、電話ボックスに入ったこと。
そして、受話器を耳に当てた事。
「で、、、どうだった?」
僕は先をうながすと、、、Kは続けた。
「女性(らしい)が小さな声でボソボソと何かを喋っていて最後の方に
『友達』とか『あなたに・・・・・』
とか聞こえて、恐くなって切っちまった」
そして、事故・・・・
Kは続けた。
「お前は近寄らない方がイイよ。
多分、あの『友達』ってお前なんじゃないかな」
そして、ついに事故の時の事を話してくれた。
帰り道、海岸方面から藤沢方面に向かって走りはじめた。
そこで大仏の前を走る道を通ってトンネルを抜けたときふいに視界に何かが映った。
何でか解らない しかし、直感で『さっきのオンナだ』と思ったらしい。
その時前方が見えなくなって気がついたら対向車のライトに吸い込まれる
(実際はハンドルが無理矢理抑えつけられたらしい)ように突っ込んだ。
そして、ぶつかる直前にハッキリと聞こえたという。
オンナの声で
「 死ね 」
Kはあれからあの場所には近付こうとしない。
僕もKの言葉にしたがっている。
「お前は・・・・友達・・・・・」
僕はKが事故に巻き込まれたのは僕がこの話をしたからだと思っています。
だから、この話を読んだ人も・・行かないで下さい。
お願いします・・・