これは私が今年のスキー教室で実際に体験した出来事です。
そしてここに出てくる宿泊施設等は全て実際に存在する物です。
平成11年2月3日〜5日,2泊3日の予定で 私たち新町中学校2年生一同は
長野県菅平高原にある「白樺荘」という宿泊施設に泊るスキー教室に行きました。
そこは,ちょっと古いような気がしないでもないけれどまぁまぁのところでした。
ついた日と2日目はあいにくの猛吹雪でしたが
その中で私たちは一生懸命滑り凍えて宿舎に帰ってきました。
そして,トイレに行きたくなった私は自分の部屋(302号室)に帰り,トイレに行きました。
一応人がいないかを確かめるためにノックをすると 中から「はい」という声がしたので
誰かが入っているのかと思い部屋の中に戻って人数を数えたのですが・・・
全員いる・・・・
一応確かめに行くために,トイレのドアを開けると誰もいない・・・。
変に思った私は友達にその事を言ったのですが 「気のせいだよ」の一言。
その頃,向かいの部屋でも トイレに入ろうとしてノブを引いたらひけない。
無理に開けようとしたら「いやっ・・・」という声が聞こえたとのこと。
変だなぁと思いつつ 私たちはその事をすっかり(?)忘れ
消灯後の暴露大会で盛り上がっていました。
そして,寝ようと言うことになり みんながふとんに入って静かになった瞬間
Aちゃんの方から何かボソボソッと言う声がしたんです。
Aちゃんに聞いても 何も言ってないとのこと。
他の人も同様です。
まさか・・・と思いつつも,私たちはまた寝ました。
2日目の朝・・・
Bちゃんが起きてそうそうに
「昨日,この部屋の上から男の人が3人くらい唸る声が聞こえたんだけど・・・」
と言ってきました。
そんなはずありません。
だって,私たちが泊っていた部屋は最上階でその上には何もないし
正面にもう一つクラスの半分が泊っている部屋があるだけで
それ以外は私たちの隣の部屋にも どこにも人が泊っている部屋はないんだから・・
朝から変な体験をしつつ私たちはその2日目は何事もなく過ごしました。
3日目・・・
最終日だと言うことで私たちは荷物をまとめ
部屋の外で班ごとの集合の放送を待っていました。
そして第9班のYちゃんが呼ばれたとき
そのあたりにYちゃんの姿は見あたりませんでした。
でも,一応呼んでみると「ハ〜イ!」と,しっかり声がしたので
みんなで 「あ,Yちゃんいるよ。」 と言っていましたが
いつまでたってもYちゃんは姿を現しません。
そこに部屋の中から出てきたTちゃんに 「Yちゃん見た?」というと
彼女は「ううん,見てない。部屋の中も誰もいないよ。」 と言いました。
これは後でYちゃん自身から聞いた話なのですが
Yちゃんはその頃2階で同じ班の人達と合流していたそうです・・・
階段から私たちがいたところまでの距離が約20メートル。
それに,2階にいたというYちゃんの証言からして 声が届くわけありません。
じゃああの声は一体・・・・・・・・・?
私たちは,本当に背筋の凍る思いをしました・・・
以上が,私が実際に体験したスキー教室での出来事です。
本当に恐かったです。
けれど,私の学年の人&私は まだまだいっぱい亡霊にあっています。
霊感が強いとでも言うのでしょうか・・・。
しかしあの声の正体は未だに謎です。。。