これは私が中学3年の時に体験した出来事です。
その頃私は高校受験に向けて家庭教師をつけてもらっていました。
いつものように勉強していたある日の事です。
私が問題を解いていると 家庭教師の先生がウトウトし始めました。
”先生も疲れてるのかな?” とその時私はたいして気にも留めませんでした。
その頃先生に何が起こっているのかも知らずに・・・・
それから数分後先生は目を覚ましと同時に恐怖におののいていました。
そして、先生の体験した恐怖を語りはじめたのです・・・・
その日も先生は、いつものように 問題を解く私を見ていたそうです。
ふと睡魔に襲われ 「いけない!」 と思いつつウトウトし始めた・・・
その時です!
私の後ろで、問題を解く私を覗き込む一人の”軍人さんを 見てしまったのです。
その軍人さんは手を後ろに組み とても心配そうに覗き込んでいたそうです。
それを聞いて、私はハッとしました。
ちょうどその頃私を可愛がってくれていた祖父が亡くなったばかりだったのです!!
もしかして・・・と思い私は祖父の写真を先生に見せました。
それも何故か軍服姿の祖父の写真を・・・
『そうそう、この人!!、さっき立ってたのってこの人!!』
さっきの軍人さん・・・・
それは紛れもなく亡くなった私の祖父でした。
やはり孫の受験のことが心配だったのでしょうか・・