インロッカー
投稿者/ぽち


これはぽちが友達から聞いた話です。ぽちの通っている学校の近くのH駅。 岡山の会社に通勤している「男」はいつもH駅を利用していました。 ある日、家に帰ってみるとそこには妻の姿はなく「さようなら」と一言書かれた置手紙が・・・ そして家には、まだ生まれたばかりの子供が泣いているだけでした。「男」は必死で妻の姿を探し、気が付けば夜が明けていました。 仕方がないので「男」は一度家に帰り、服を着替えて出勤することにしました。着替えているうちも子供は泣き叫び、「男」から離れようとしません。 困った「男」は子供を連れて会社に行くことにしました。 しかし、会社は仕事をする場所。子供がいては仕事になりません。 上司には怒られるし、会社の連中にはコソコソ言われ 妻の知人・友人・両親に連絡をとっりまくったが行方がわからず 「男」の神経はオカシクなっていたのかもしれません。 こともあろうに「男」は帰り道のH駅のコインロッカーに子供をいれ立ち去ってしまったのです。 次の日から男は転勤。子供のことなどすっかり忘れ、転勤先で違う女性と出会い、結婚。そして、7年が経った日。男は何もかも忘れ、今の自分がずっと前から続いていると思い込んでいました。 そして、岡山に帰ってきて、またH駅を利用し始めました。H駅は、結構大きい駅で人の乗り降りも多い。 高校生、中学生、小学生の子供も沢山いた。 そして、「男」がコインロッカーの前を通り過ぎようとした時、一人の子供と目があった。 ぼろの服を着た普通の子供だった。 「あれ?小学生くらいの男の子だが、何故学校にいってないのだろう?」 と男は思ったが、その時は深く考えずに通り過ぎた。 その日から「男」は毎日、その子供に会うようになった。そんなある日、「男」は飲みすぎ終電で帰る事になった。 人がいない駅。 ふと目を向けるとコインロッカーの前にあの男の子が立っていた。男はふと不安になった。 「子供がなんでこんな時間に?」「いつも、コインロッカーの前で私を見ていないか?」 いろんな思いが男の頭をよぎっり、男が早足で子供の前を通り過ぎようとした時。子供と目が会った。 「パパ」 「男」の頭に今まで封印していた記憶が細部に渡り蘇ってきた。 「パパ」 「男」は止まることが出来なかった。ただ、怖かった。 気づけば自分でも考えられない速さで走っていた。 「パパ〜〜〜〜〜〜〜」 「男」のすぐ後ろで子供の声が。 次の瞬間、「男」の首が信じられない力で絞まっていく。 「ボク、ずっとおとなしく待ってたんだよ。寂しかったよ・・パパ」 その駅では今でも原因不明の絞殺死体が見つかっている。 特徴は40代のサラリーマン、背格好がみな似ているらしい・・・・

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