叔父から聞いた話です。
以下は本人自身の体験を記します。
私はトラックの運転手です。
その日、いつもの様に爆走していると少し人気のない道にでました。
しばらく走らせていると車の前に何か白っぽいものが飛び出してきました。
?
バン!
確かに何か轢いた感触がしました。
「やっちまった・・・・・」
そう思いながら、急いで外に出たのですが そこには何もありませんでした。
「あれ?おかしいな・・確かに何か轢いたのに・・」
と怪訝に思いながら隈なく探してみたんですが結局何も見つかりませんでした。
わけがわからぬ思いで車に乗り込みました。
「何だったんだ?今のは・・」
私は気味が悪くなりました。
しばらく走らせていると何か右側に違和感を感じました。
ハッと右側を振り返るなり、私は思わず悲鳴を上げてしまいました。
窓ガラスに血まみれの男がへばりついていたのです。
「うわあああぁぁぁ!」
私は車を揺さぶりその男を振り落としました。
次の日、私はお寺に供養してもらいにいきました。
今でもあれが何だったのか分かりません。
もしかしたら、あの男はあの時生きていたのかも・・・