GHOST TAIL

JuJu:怖い話と百物語

百物語

憑依
2001年/投稿者:(西条敬子)

呪われた恐怖体験談を募集されていたので、今回私の体験したお話を投稿します。

私は霊感などはあまり強くないのですが、このお話だけは本当に鳥肌が立ちました。

最初に言っておきますが、これは本当に危険なお話です。

このお話を読んでしまった事によってこれから先のあなたの人生が

どんなにメチャクチャになろうとも私は責任はとれません。

読みたくなければ読まない方がいいです・・

今なら引き返す事もできます。

私と同じ目に会わなくてすみます・・・

好奇心旺盛な方は下へどうぞ・・・

あれは確か、頃だったと思います・・

そう、これを読んでる今のあなたと同じ日にち、同じ時間・・・

よくある「怖い話」を扱った、恐怖系のサイトを見ていた時に起きた話です。

そのサイトは百話物語のように怖い話が全部で100話ありました。

全て読み終えた後には本物の霊が現れると言われている「百物語」。

俗に言う、昔ながらのそんな迷信を彷彿とさせる雰囲気に寒気を覚えながらも

怖い話が大好きな私は、次々と語られるその恐怖体験談に魅了されていきました。

しばらく読み進んでいるうちに、ようやく最後の100話目を読み終わりました。

「やっと読み終わったー」

と、一息つき、ふとページを戻ろうと、ページ下の戻るボタンを押したのです。

しかし、なんと表示されたそのページは戻ったページの99話ではなく

あるはずのない101話目のお話だったのです。

「え?・・・なにこれ・・・・」

不思議に思いながらも、「これもこのサイトを作った管理人の演出なんだろう」と

興味本位で私はそれを覗いてしまいました。

そこには、入るなり「これを見た人は・・・」の様な警告メッセージがあり

下へスクロールするとなんとも気味の悪い画像が貼ってありました。

更にスクロールを進めると、ようやく101話目の本題らしきものがありました・・・

が・・

何かおかしいのです・・

そこに書かれた文章は

まるで今の私が体験しているような事ばかりが書かれているのです。

怖くなった私はページを閉じようと思いました。

しかし同時に、妙な予感がしました。

ここでページを閉じてしまったら何か悪いことが起こるような予感がしたのです。

「最後まで読まなければいけない気がする・・」

その予感に従うように、更にページを下へ下へとスクロールしていくと・・

なんとそこには 「呪」と書かれた赤いボタンがあったのです・・・

「押してはいけない」

私の中の何かが、「このボタンには絶対触れてはいけない」と警告しています・・

しかし・・・

好奇心に負けた私は、そのボタンを押してしまいました・・・

一瞬・・

強烈な寒気に襲われました・・

そのボタンのせいなのかわかりませんが

私は「体質」が変わってしまったように思います。

「あるもの」が見えるようになってしまったのです・・・

むしろ私が「それら」を呼び寄せているような感覚すらあります・・

こんな話笑われてもいいです。

大げさではありますが、私は何かとんでもないものに触れてしまった様に思いましたので

きちんと霊媒師さんの所へ行ってお払いをしてもらおうと思います。

私の体に何が起こっているのか・・

詳しい事がわかりましたら、またこちらのサイトに投稿しようと思います。

これであのサイトから受けた呪いが解けてくれればと願うばかりです。

本当に恐ろしい出来事でした。

最後に私から警告しておきます。

あなたが、偶然にもそのサイトを見つけてしまったとしたら・・

そして万が一そのサイトが私の言うサイトと同じようなものならば・・

そこにある「赤いボタン」だけは絶対に押してはいけません。

「あの時、あのボタンさえ押していなければ」

そう思うばかりです・・

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